研究内容紹介

当科では、薬剤の効果や新たな治療法の開発など、臨床・基礎の両面より研究を行っています。

トランスレーショナルリサーチグループ

癌を中心とした消化器疾患診療における疑問点・問題点を解決する研究を行っています。
リキッドバイオプシ―と糖鎖解析を2本柱として、様々な側面から研究を進めています。

リキッドバイオプシ―による癌遺伝子変異の検出

癌から血液・尿等に遊離した癌特異的変異(KRAS, EGFR, hTERTなど)を、デジタルPCR・次世代シークエンサーを用いて検出しています(膵癌・肝癌・胆道癌・食道癌・大腸癌など)。

糖鎖解析を応用した癌診断および病態解明

血清中糖鎖をGlycoblottingという新しい手法を用いて網羅的に解析し、消化器癌に特異的な糖鎖による、新しい癌診断法を開発しています。また癌免疫を高める新たな治療法を開発するため、免疫グロブリンに結合している糖鎖が、癌細胞が放出する物質により変化し、癌免疫を弱めるメカニズムについても検討しています。

シングルセル解析(次世代オミクス解析)

国際医療研究センターとの共同研究として、腫瘍の中の1つ1つの細胞で起こっている遺伝子発現変化をとらえ、癌の増殖・転移及び薬剤耐性にかかわるメカニズムを解析しています。

新規脂質解析法による、非アルコール性脂肪肝炎の診断

隠れ脂肪肝が、肝硬変や肝癌の原因として問題となっています。なかでも非アルコール性脂肪肝炎が重要な役割を担っていますが、診断するには肝生検(肝臓の細胞を針で刺して採取する検査)を行う必要があります。近年この疾患では中性脂肪の代謝が障害され、特定の脂質分画が増加していることがわかってきており、血液で診断できる可能性が出てきました。現在臨床応用にむけて、岡山市立市民病院、北海道大学、デンカ生研などと共同研究を行っています(特許出願中)。

山本峻平 寺澤裕之 能祖一裕 衣笠秀明 平井麻実
赤穂宗一郎
(留学中)


土肥千紘
(産休中)

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